新入社員研修 第6回
1年を通じて行ってきた新人研修も、今年度最終回となりました。
今回は医療の基礎、接遇をもう一度振り返りました。
質問もたくさんでました。
質問ができるという事は、日頃の業務で気づきが増えている証拠だと思います。
接遇はどんな仕事場でも大切ですが、
介護の世界ではことさら重要な事だと思います。
「人」に接するという事は、少なからず「人生」に触れています。
決して戻ることのない時間を「不愉快」な色で塗ってしまう事がないよう、
私たちは常に接遇の原点「おもてなしの心、ホスピタリティ」に
立ち返らなければいけないのではないかと思います。
「お電話ありがとうございます。あじさい〇〇〇 △△△でございます。」
「・・・・・」(^_^;)
「・・・・・・」(^_^;)
・・・・・・・・・・・・もう一回最初から・・・・・・・・・・・
言いなれないと難しいもので、みんな悪戦苦闘!
電話応対も大切な仕事
怖がらずに慣れていってください。
そして、「事例検討」
ロールプレイを見る前に、「認知症」について前回のおさらい
酒井由香里ブロック長が振り返り講義をして下さいました。
振り返り研修の後、
劇団 あじさい(?)「安藤慎子さんの想い」
アルツハイマー型認知症 両膝変形性膝関節症の安藤さん。
入所される前は不安になると親族に頻繁に電話をされていました。
夕方、他のご利用者様の動きが一段落すると頻繁に足の痛みを訴えられます。
言葉や、しぐさ、表情、タイミング・・・・
様々な「かけら」を今回も探します。
(あまりの熱演に、笑いをこらえるのに大変な一幕も)
事例検討では、たくさんの意見が出ました。
書ききれなくて書記をしていた柏山管理者がひざをついて書き留めてくれました。
初めの頃は意見もあまりでませんでした。
業務の中で「気づき」のアンテナを少しずつはれてきている結果なのだと
思います。
安藤慎子さんにとっての人的環境には、対応する職員や別のご利用者様も含まれます。
もちろん、ご利用者様の酒井さんにとっては安藤慎子さんも人的環境の一人です。
多角的な視野を持って「なぜ?」を深める。
話し合いの中で、自分とは違う「気づき」が見えてくる。
チームケアの大切さを知り、その方にとってのより良いケアを見つめる
機会となったのではないでしょうか
~研修後の感想~
「利用者様の対応は1つじゃないんだと思います」
「介護の事がわからない私が、研修を受けて介護の事が少しずつわかってきたので良かったです。」
「はじめの頃は、覚えることも多く、大事な事を忘れてしまい、
先輩に迷惑をかけてしまうこともありましたが今はキビキビと動くことができるようになりました。
これからは、後輩に恥じない先輩になりたいです。」
講師陣の先生方からも、成長の跡がみえるという感想をいただきました。
みなさん、身体に気を付けて頑張ってください。
(写真・記事:事務局 藤崎)