幾つになっても・・・・
先日、GW連休前のあるお店の広告を熱心に見られているご利用者様がおられました。
よほど欲しいものがあったのか、翌日もその広告を広げていらっしゃいます。
「何か気に入る物がありましたか?」 職員の問いかけに、笑顔である商品を指さし
「このお洋服がいいなと思って、春らしくてすてきでしょ、
でもどこにあるどんなお店なんだかわからなくて」
とお話してくださいました。
その日の午後、その他のご利用者様も何名かお誘いをし、広告のお店
へ、、出かけてきました。
久しぶりの洋服店、しかも店内な広くお客さんもたくさん・・・
そんな職員の心配はどこ吹く風・・・
シルバーカーを押して店内を何周も歩かれ、1点1点洋服を手に取り
笑顔で鏡の前に
「サイズは?色目はいいかな?」慎重に品定め。
また、ご利用者様同士
「これあんたに似合いそうだよ、この色味よりこっちの方がよく似合う」など
楽しげなやり取りをしながら、思い思いに買い物を楽しまれていました。
帰りの車
「やっぱり女は幾つになっても女だよね!
もう少し暖かくなったらこれを着てどこへ出かけようか」と
笑ってお話しされていました。
ご利用者様がその人らしくあるように、その時の願や希望を実現させていただく
お手伝いをするのもグループホームでは大事なケアの一つだと
改めて実感しました。
次回は別のご利用者様をお誘いしようと第2弾を構想中です。
(写真・記事:あじさい管理者 柏山大輔)